コミュニティイベントでのOST(Open Space Technology)参加時に意識をしていること、今後取り組みたいこと


昨年(2024年)から今年(2025年)にかけて、コミュニティイベントのOST(Open Space Technology)にいくつか参加して、テーマホストをしたり、参加者として話に加わったりしました。何度か参加してどのように振る舞うのが良いか?自分なりに理解してきたので、考えをまとめておきたいと思います。
コミュニティイベントでのOST(Open Space Technology)の好き嫌い
個人的には好きです。好きな理由として、自分はコミュニティイベントには現在ROM(Read Only Member)での参加が多く、登壇者側での参加は少ないです。登壇者、参加者の間にOSTでのテーマのホストという存在がある気がして、場に貢献している感があり良いと感じています。
自分の中に解決、相談したいテーマがある時
自分の中に解決したいテーマがある時とそうではない時で、心構えが違うなと思ってはいます。自分の中に解決したいテーマがある時はOSTの前に以下のような準備をしておくのが良いと思っています。
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テーマの解像度を上げておく
解像度の低い状態でテーマを持ち込むと、参加者にテーマの内容を伝えるのに時間がかかることがあります。参加者からの質問に回答できないケースもあるため、想定質問を事前に考えておくことが重要で、その質問に回答できる情報はできるだけ事前に集めておくと自分にとっても参加者にとっても有益なセッションになる気がしています。
たとえば、チーム関連の課題であれば、チームメンバーや周囲の関係者に事前ヒアリングを行っておくと、これにより参加者に立体的な情報を提供でき、対象領域に知見のある人から良いアドバイスをもらいやすくなると考えています。※OSTだとよく「〇〇(関係者)とは会話していますか?」と聞かれてそれでハッとしてそれがアクションアイテムになることがあるので、可能なできる範囲でのヒアリングで問題ない気がしています。できる限りのことはやってみた状態にしておくのが大事なのかなと考えています。 -
最初にテーマの背景の情報などを提供する
ホストとしての話をしていくときに、テーマの背景情報をできるだけ提供するとスムーズにセッションが進むような気がしています。背景情報として意識的に話すようにしているのは、以下のようなことです。
- 自分の自己紹介をする。(どのような立場からテーマを出しているのか?を把握してもらう意味合い)
- 課題をなぜ課題と感じているのか?
- チーム系の課題であれば、チームの体制図、関係性のイメージを書き出す。
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コミュニティイベントのコンテキストに合わせて、テーマのプレゼンの内容を少しテーラリングする
自分がホストで誰もセッションに人が来ないのは悲しいので、自分の課題がイベントのコンテキストに合っているかを確認し、合っていなければホストを辞退したりプレゼンを調整したりします。 -
付箋でメモを取るようにする
OST中に付箋でメモを取ってくれる人が現れるケースと、現れないケースがあります。個人的に話したことの記録は残しておきたいので、ホスト中もできるだけメモを取るようにしています。ただ、話に集中できない(会話のスピードが遅くなる)のでこのあたりもう少しうまくできないかなとは思っています。
OSTの参加者となる時
自分の中に解決したい課題がとくにない時は参加者としてOSTに参加します。セッションに参加する時は、以下のような状態での参加になることが多い気がします。
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ホストの出したテーマに対して自分自身も課題と思っていたケース
ホストのテーマのプレゼンで「あ、それ自分も課題には感じていたな」というケースがあります。 このケースは、一緒に課題について考えるスタンスでの参加になります。 -
ホストの出したテーマに対して既視感があり、過去に自分なりに解決しているケース
ホストのテーマが過去に課題として解いたことがある事象に近い場合もあります。 このケースは過去の事例として情報提供が可能なので、その事象ベースでお話しするということができます。 -
ホストの出したテーマに対しての知見がなく、興味があるケース
ホストのテーマに対する知見はないが、興味はあるというケースもあります。この場合はとくに有益な情報が提供できる状態ではないので、ほぼROMの立場で参加します。ROMから見た視点で質問を投げるということは意識して実施している気がします。 -
共通して、付箋でメモは積極的に取るようにする
話を聞くだけのケースでも、議論に参加するケースでも付箋でのメモは取れるので積極的にメモを取るようにしています。話を聞くだけのケースでも、記録に残すという作業で場に貢献できるからという意味合いが強いです。聞くだけでなく、書き残すことで記憶にも定着しやすいかなと思っています。
場に貢献する意味でホストをする
例外的に、あまりOSTのホストがいない場合は自分の中に課題がなくても、場に貢献する意味でホストになるのは良いことかなと思っています。(外部コミュニティにおいては、参加者のモチベーションが高いケースが多いので、この状況になるのはあまりない気がします。)
そのようなケースは以下のようなことをテーマにするのが良さそうに思います。
- OSTの前にLT等が行われる場合はそのLTの内容に関するテーマ
NotebookLMに文献をまとめて批評してもらった結果、なるほどと思ったこと
上記内容をベースにOSTの文献をまとめたNotebookLMに批評をもらったところ、以下のような、アドバイスをもらいました。
OSTの記事に対するNotebookLMの批評
批評で「なるほど」と思ったことをまとめておきます。
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「テーマの解像度を上げる」ことが、OSTの基本原則に相反しているかもしれない
テーマの解像度を上げるための努力は自分の課題解決を優先する視点での内容かもとは思いました。
ある程度のゆるさというか自然体な気持ちで気を張らずに臨むでも良いかもという気持ちになりました。 -
背景情報の提供が、コントロールへの執着になっているかもしれない
情報として提供したこと、しないことが場のコントロール(議論を特定の方向に導く)に繋がるのかもしれないという気持ちになりました。 -
ROM(聞き専)での参加のスタンス
2本の足の法則「移動性の法則」をうまく使いこなせてないのでは?という指摘で、確かにハチやチョウの立場での振る舞いはしたことがなかったなという気持ちになりました。
また、質問をすることでの場の貢献は少なからずあるかなと思うので、今後も実施していこうと思いました。 -
ホストとして「メモを取ること」 OSTの記録の責任は召集者にあるということをはじめて知りました。ので責務として自分はその責務を果たそうとしていたと感じましたが、書記の責務は委譲してもよくこれからは委譲するようにしようと思いました。文章として、召集者の責務に言及があるのは以下の文書です。
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「場に貢献するためのホスト」という動機
以下、NotebookLMのアドバイスを引用になります。
ホストになる以上は心持ちとして、情熱をもったテーマを立てられないなら立てないというのが良いのかなと思いました。
「ホストがいないから代わりにやる」という動機は、コミュニティへの献身としては立派ですが、OSTの成功条件としては危ういものです。 情熱の欠如: OSTを動かす二つのエンジンは「情熱」と「責任」です。もし解決したい「真の課題」や「個人的なケア(関心)」がないのであれば、無理にホストを務めるべきではありません。情熱のないテーマ設定は、参加者の熱量を引き出すことができず、結果として場を「平坦」にしてしまうリスクがあります。
今後のOSTの参加者としてやってみたいこと
NotebookLMからのフィードバックを受けて以下のことは取り組んでいこうと思いました。
- 情熱をもって提供できるテーマを仕込んでおく
- OSTで情熱をもって話せるテーマを複数もっておこうと思いました。
- ROMだけではなく、蜂や蝶としても振る舞う
- 蜂や蝶として行動することが頭から抜け落ちていたので、そのような振る舞いもしてみようと思いました。
以上です。