RSGT2026に参加しました - Regional Scrum Gathering Tokyo 2026 参加レポート

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RSGT2026に参加してきました。
Day0-Day3までの個人的な行動ログと振り返りをまとめておきたいと思います。

そもそもなぜ参加したのか?

RSGT2025が初参加でしたが、前回はオンライン参加でした。
RSGT2025参加後に転職したのですが、社内でアジャイルに取り組んでいる人が自分の観測範囲にいないということもあり、都内のアジャイルコミュニティのイベントにそれなりの頻度で参加するようになりました。
その繋がりでなんとなく顔見知りの人が増えており、これは現地参加でももしかすると楽しいのでは?という気持ちが芽生え、現地参加することにしました。


Day0

自宅が近所ということもあり、Day0の記者会見ワークショップに参加させていただきました。

  • RSGT2026 Day0 現地参加@天空橋 (2026/01/06 19:00〜)

    注意事項には「参加前にRSGT2026のDiscordの受付を済ませておいてください。」とありました。しかし、業務終了後に準備すればよいと思い、会場に向かう最中に受付を済ませようと考えていました。ところが、Pretixからの受付完了メールなどが届いていない様子があり、受付ができないまま、ワークショップに参加することになりました。
    受付はいったんあきらめて、ワークショップ > 懇親会後に請求の履歴を確認したのですが、履歴はあり支払いは済ませているというのは確認できたので「メールアドレスの入力を間違えたのでは?」という疑いを持ちました。 当日受付で事情説明するか?とも思いましたが、焦ってたので夜中にRegional Scrum Gathering® Tokyo 2026 のサイトのチャットから状況説明して問い合わせしたところ、迅速な本人確認の上、正しいメールアドレスにチケットを送付いただき大変助かりました。
    前日に気づいて良かった。という意味で、Day0はDay1のReadyの定義を満たしているか?を確認する場としても機能していると思いました。
    ※いや、もっと前に確認しておくべきでした。


Day1

Day1は仕事都合で午後からの参加になりました。参加したセッションは以下になります。

  • EBM実践のカタ —— 実践とゴールと計測を結びつけるアジャイルのありたい姿へ #RSGT2026 | ドクセル

    前職でプロダクトマネージャー(PdM)との読書会でEBMガイドを読んだことがあり、そのあたりの興味から参加しました。EBMのはじめ方についてのセッションで、今ある指標からはじめるということと、「ヤメないで続ける」のが大事というメッセージが印象的でした。
    目下、業務で計測すべき指標を検討している最中なので、今のゲンバで判断のために必要な指標とは何か?は週明けから始まる業務の中で考えていきたいなと思いました。

  • 続・もっと!「契約交渉よりも顧客との協調を」 〜成果報酬型やってみた結果とその先の挑戦〜

    ターゲットオーディエンスに完全に当てはまっている勢として参加しました。事業会社で働く身としてはどうしても構造的にパートナーさんとはいわゆる受発注の関係性になってしまうというのは感じるところがあり、説明されていた契約モデルを作るというのはかなり難しい、タフな仕事には思いましたが、成果報酬型の契約というのは人月ベースの契約の問題に対しての1つの解決策になるのかなと思いながら聞いていました。

  • スクラムマスターは独りじゃない!コミュニティが創る「回復と成長の場」 - Regional Scrum Gathering Tokyo 2026

    社内コミュニティを過去に運営していて、これから運営していきたい身としては、当事者研究やオープンダイアログで実践で起こることとコミュニティ参加して起こること、マネージャーのスキルとの共通点の話や、場を継続させることが大事であることなど共感する点がありました。社内コミュニティをやっていたときは、経費関連の申請や、やることの企画をほぼ1人で全部やっていて、継続性がない状態だった(それなりにパワーを要した)ので無理のない範囲で続けるのはとても重要なポイントだなと思いました。

  • [ナイトセッション] Innovation Sprint 2011から15年 - 野中郁次郎とJeff Sutherlandの邂逅が遺したもの - Regional Scrum Gathering Tokyo 2026

    Innovation Sprint 2011というイベントが、どのような背景、モチベーションで実施されたのか?について背景が語られるセッションでした。
    野中先生が「合宿をしなさい」といった話はどこかで聞いたことがあったのですが、詳細な説明があり、コンテキストの理解が進みました。初日は形式知で話し始め、2日目には本音で話す。私たち(We)のプロダクトから、最終的に私(I)のプロダクトになる。というようなメモを残しました。


Day2

Day2以降は仕事の都合がついたため、Keynoteから参加できました。

  • From Frameworks to Substrate: Rewilding Agile to Work at Scale - Regional Scrum Gathering Tokyo 2026

    正直、個人的にはとても難しい内容で、セッション中は個々のトピックごとの理解に留まっていましたが、Day2の野良OSTや本番OSTでの議論を通じて全体像が繋がっていく感覚がありました。ただ、レポートで言語化しようとしてもうまくいかなかったので、メモをAIに10行程度に要約してもらったものを貼っておきます。

    - **成功の真似は無意味**: 他人のジャーニーを真似しても意味がない。相関と因果を間違えてはいけない(例:ノーベル賞とチョコレートの相関)
    - **非注目性盲目**: 見えないゴリラ問題。人は注目していないものを見落とす。ニューロダイバーシティの観点も重要
    - **点と点をつなぐ**: 後から理解する。10×10の組み合わせから、レシピにすぐ取りかからず考古学的に理解する
    - **複雑系の理解**: 人間の問題は複雑。過去の失敗を外してしまうと成功の可能性を逃す。行動主体性は人間だけではない
    - **アクタントとAMS**: 相互作用を変えると人が変わる。ディズニー「アナ雪」の例:複雑系では変わっていきたい方向性を決める
    - **最終目的地の否定**: 複雑系では最終目的地を決めても意味がない。モニタリングとインタラクションが重要
    - **ツールと手法**: 近接性、異常検知、精度、アブダクション(仮説推論)などの概念
    - **アポリア**: 行き詰まり、困惑の状態。
    - **組織設計**: 中央集権的な指示がなくても機能する。5人以上の意思決定者がいると話がまとまらない(TaskGroup)    
    
  • 自己管理型チームと個人のセルフマネジメント 〜モチベーション編〜

    自己管理型チームにおける個人のセルフマネジメントについて、とくにモチベーション面に焦点を当てたセッションでした。自分自身のマネジメントという視点が抜けていたことに気づかされました。チームメンバーの属性を「先導者」「自走者」「成長株」に分けて考え、それぞれに応じた働きかけ方を変えていくというアプローチは育成面で非常に参考になりました。 あとは小田中さんの悲しい顔スライドと本人の悲しい顔シンクロが良かったのですが、動画ではどう映ってるのか気になっているので、動画も見てみようかなと思いました。

  • コミュニティ文化を組織に根付かせる / Instilling a community culture within an organization

    ログラスの飯田さんと永井さんによる、コミュニティ文化を組織に根付かせる取り組みについてのセッションでした。ログラスでは、コミュニティへの参加や登壇が当たり前になっており、その文化醸成のプロセスが印象的でした。採用面でのメリットに加え、社外への公開が組織の成長に役立つという点は、自社でコミュニティ参加を推奨していく上で重要なアピールポイントになると感じました。
    懇親会でたまたま飯田さんと同席したので、「社内のアジャイルコミュニティはありますか?」と質問したところ、「アジャイルは社内に浸透しているのでそこにフォーカスしたコミュニティはありません」との回答で、その土台があってこそ、外部コミュニティやカンファレンスとの関わりが持てるのだと理解しました。

  • The Cynefin Co. x Scrum Inc. Presents: Future Backwards: The State of Agile Adoption in Japan クネビン・カンパニーxスクラムインクによる:フューチャー・バックワーズ:日本におけるアジャイル導入の現状

    現地参加ということもあり、1つはワークショップに参加してみたいと思ってたので、このワークショップに参加しました。
    現状分析から始まり、良い未来と悪い未来の両方を想定し、それぞれに至るキーイベントを洗い出すというワークショップでした。 問いに対して参加者間で合意しながら、付箋を貼っていくのは共通理解を構築するのに非常に有効だと感じました。
    テーマは「アジャイルの現状と未来について」だったのですが、プロダクトチームでやるなら「プロダクトチームの現状と未来について」、「プロダクトの現状と未来について」のようなテーマをおいて実施すると良さそうに思いました。※というニュアンスのことをホストの方も話してた気がします。


Day3

  • オープン・スペース・テクノロジー(Open Space Technology)

    昨年はオンラインで見ていて楽しそうだなと思っていたOSTに現地参加しました。
    個人的にOSTは導入説明で、雰囲気が大きく変わってくると思っているのですが、RSGTの導入説明LTは、はじめてOSTを経験する人に配慮した導入だと感じました。
    個人的にDay1のkeynoteが聞けなかったので、内容を共有して欲しいというテーマを挙げました。
    川口さんが、「脱予算について」の話を上げてたのでマージさせて頂いて、Day1のkeynoteのダイジェストを教えてもらい、大変満足しました。
    移動が面倒だったことと、興味ある内容がたまたま続いていたので、テーブル「P」にずっと居座らせて頂きました。

    OSTのテーマ一覧が書かれたホワイトボード。複数のセッションテーマが付箋で貼られている OSTのテーブルPで話した内容のメモ。Day1 keynoteや脱予算についての議論内容が記載されている

  • AI駆動開発の時代〜小さなチームで世界を変えよう〜

AI駆動開発の時代〜小さなチームで世界を変えよう〜 - Regional Scrum Gathering Tokyo 2026

  • 感想

    AI駆動開発について、DevinなどのAIエージェントがソフトウェア開発をどう変えていくか説明したセッションでした。
    AI駆動で今までコストがかかりすぎてリプレースのROIが出なかった領域までマイグレーションの対象になっていたり、新規でのモノ作りのスピードも上がっていて、エンジニアはより価値に近いところでモノ作りに貢献できないといけないのかなと思いました。
    未来は明るそう、スクラム目指している理想形のものが、よりやりやすくなるのかなとも思えました。

    パネルディスカッションでは、AI技術によるアウトプットの高速化と価値検証、ビジネス側とのギャップを埋める可能性について議論されました。「容易になったからこそ取り組まないと死ぬ(プロダクトとかビジネス的に)」という話、一方で、要求・リサーチがボトルネックになる可能性はあるみたいな話があって、上がってゲンバ目線での感覚と一致していました。
    競合とかを想定すると、そのあたりのテコ入れをしていかないといけなそうは強く思いました。


Day0-Day3 のふりかえり

プラス&デルタでふりかえります。

  • 「👍」懇親会で業務のモヤモヤをぶつけさせて頂いた結果、「あんまり良くない状況」という意見を頂いたので、それで踏ん切りがついてチームにぶつけたところ突破口が開いた。 しがらみがない第三者の意見はやはりとても大事で、自分と似たような問題領域に取り組む人達に客観的意見をいただける場というのは、やはりとても貴重であると思いました。

  • 「👍」Day0に行って良かった Day0で同席した方と、偶然?懇親会でも同席する形になり、そこをトリガーに会話開始というのが発生しました。はじめてRSGTに参加される方は、行けるなら行っておくのが吉です。 あとは、チケット受領の事前確認は必須です(私は前日に気づいて焦りました)。事前にPretixからの受付完了メールが届いているか確認することをオススメします。

  • 「👍」記事公開の勇気をもらう

    懇親会でイベントのレポートの公開が異常に早い人たちと話していて、「記事の公開が遅くなると、公開へのモチベーションが下がる」という話をさせてもらったところ、「1年後でも良いのでは?」みたいな話をされて、公開への勇気をもらいました。ので、遅いけど参加レポートを公開しています。

  • 「👍」福島で何かをやる狼煙

    懇親会でなぜか、福島県人率が異常に高い卓があり「福島でなにかやりたい」という話をしていたのですが、https://nomi-agile.connpass.com/event/381376/ が開催されることになり、福島県人としてはなにか協力しなければいけない気持ちになりました。
    上記イベント後に、Compassのグループ名称が常磐アジャイル に決まったので常磐線沿線の方とか、福島にゆかりのある人とか集まって徒党を組めたら良さそうに思っています。

  • 「➖」業務上直結するセッションはあまりちゃんと聞いてなかった

    個人的に興味あるものを聞いていたので直近で感想を回答する際にチームの同僚にコレ良かったよ。という話をするのが難しかったです。個人的な満足度向上を最優先してしまいました。後日公開される動画で業務直結するものはシェアしていきたいと思いました。

  • 「➖」経費申請チャレンジしなかった

    転職して1年未満なので「今年は自費でいいや」という気持ちでの参加だったのですが、「実績づくりのために、ダメ元で申請だけしている」という話をされている方がいました。経費申請チャレンジは組織に対する検査にもなりそうな気がしたので、来年は経費申請チャレンジをしたいと思いました。

以上です。RSGT2027もチケットが取れたら、参加したいと思っています。
アイキャッチ画像は、ちょうどRSGTが終わった後に、2019年ぶりに買い替えたMACが届いたので、RSGT2026のシールをMACに貼ってみたやつです。

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